ないものねだり。

障害があっても強く生きていきたい。

美化された思い出に浸りたい。

働き始めて少しは慣れてきた生活が今ここにある。

何事も慣れというのは良くないなぁと感じる。

 

慣れたらそれが当たり前で、それより先を求めてしまう。

そういう向上心の様な気持ちは、悪い事じゃないと思いながらも自分には似合わないとわかっていて目指すべき目標ではない。

 

夜1人寝る時になると、昔のことを思い出す。

思い出すのはいつも東京にいる自分だ。

精神を病んで生きたいのか死にたいのかわからないくらいがむしゃらに生きていた頃のこと。

そこで出会った人のこと。

楽しかった思い出、悔しかった思い出

人に裏切られたり裏切ったりしたこと。

人を憎むくらい愛したこと。

大切な人を亡くした辛い気持ち。

色んな感情全てが一気にこの夜に襲いかかる。

 

もう戻れない。

戻りたくもないかもしれないのに

月日が経つと過去は美化され、私はあの日々に戻りたいと願ってしまう。

 

今の私は心に余裕がないみたいだ。