嘘をつくことが耐えきれず母に本当のことを打ち明けた。こんな娘を見捨てない母には感謝しても仕切れない。久々に一泊だけ、実家に帰った。実家では変わらず明るい私を振る舞った。それは私なりの償いだからだ。それしか出来ない。
今まで逃げてきた人生だから、本当はすごく怖くて母と面と向かって話すのも本当に怖い。
でも乗り越えなければずっとこのまま私は変わらない。わかっていた。そんなこととっくに。
だから母としっかり本音で向き合う覚悟をした。
初めて弟に私の人生を話した。
心臓病のこと、精神疾患で働けないこと
リストカットやタトゥーとこと
弟は泣いていた
悲しくて泣いていたと言った
弟と泣きながら本音で語ることができた
こんな姉を嫌いでも私は弟を愛しているよと
抱きしめ合いながらお互いに泣きながら。
愛おしかった。
弟に何度も謝った
そして母を苦しめて弟に寂しい思いをさせたことを土下座した
それしか出来なかった
そんな日