父と会話をした
久々に会話をしたが
母とは違って私が気を遣わずに話せる
唯一の存在
20代後半でやっと自分の愚かさとやらに気づいた。そして事の恥を受け入れた。
すべて病気のせいにして生きてきた自分。
そんな自分を父は叱らなかった。
父に自分からこう言った。
「殴ってくれ。そしてお前が悪い。自業自得だ。と言ってくれ」と。
父は殴れないと呟いた。
殴る方が辛いんだとさ。
初めてだった。
父に「生まれて来てくれてありがとう」と言われたのも「好きだ」と言われたのも。
初めてだった。
やっと解放された気がした。
父という存在を否定していた自分が
悔しくて悔しくて泣いた。
やっと父親の娘でよかったと心から感じることができた。
父親に認められたいということを今は思わなくなった。
父親の血を受け継いだ私は誇らしい。