ないものねだり。

障害があっても強く生きていきたい。

無題

病んでいた頃の文章を読み返すと、あの時の苦しみを思い出して泣いていた。どの文章を読んでも私が人に対して求めていたのはただ「認めてもらいたい」ということだけ。それがひしひしと伝わる文章にただ虚しさを覚えた。昔ほどではないが「認めてもらいたい」という気持ちは未だにあると自覚している。でもあまりにも必死にそれだけを伝えようとする拙い文字に、なんとも言えないものが込み上げてきた。結局あの時私の周りにいた人はみんないなくなっていた。与えてもらってばかりの若かった自分が愛おしく思える。そういう感情を経て今があると思うとあの時の寂しさや孤独感を忘れたくないし、お金では買えない経験を沢山したと思う。そんなことを思い出した夜だった。