さよなら。
君を自由にしてあげるよ。
生きてる限り、僕は君を縛ってしまう。
だから、君に自由をあげるには、
この心臓を止めるしかない。
僕は君のすべてになりたかった。
君の見る世界のすべて、
君を照らす光のすべて
君の感じる喜びのすべてで、ありたかったんだ。
どこまでも、いつまでも僕は君と一つでいたかった。
でも君は、僕のいない世界に幸せを見つけてしまったんだね。
だから僕は行くよ。
せめて、まだ君のぬくもりが、この手に残っているうちに。
ごめんね。君の笑顔が大好きだったのに
笑わせてあげられなくて。
ごめんね。愛し方がわからなくて。
ごめんね。僕が君を幸せにできなくて。
さよなら。幸せにね。